DVDの規格

容量

種類 12cm 8cm
片面一層 4.7GB(4.37GiB) 1.4GB(1.30GiB)
片面二層 8.54GB(7.95GiB) 2.6GB(2.42GiB)
両面一層 9.4GB(8.74GiB) 2.8GB(2.61GiB)
両面二層 17.08GB(15.90GiB) 5.2GB(4.84GiB)
  • 容量4.9GBの片面一層12cmDVDも存在する。
  • 両面のディスクは、片面に対して2倍の容量を持つが、二層のディスクは一層に対して2倍の容量を持たない(詳しくは後述)。

二層構造

DVDは、大容量の記録を目指したディスクであり、CDではレーベル面に当たる面にも記録できるよう、両面記録の規格が存在する。しかし、レーザーディスクのように一面の読み込みが終わった際に裏返すのは手間がかかる。そこで、片面に二層構造を持たせることで、一層構造より多くの容量を確保することができ、裏返す手間もなくなる。ユーザ記録型のDVD+R DLが市場に登場したのは2004年6月で、DVD-R DLが2005年5月である。光学ドライブによっては、相性や仕様で読み取れないものもある。また、一層方式に比べレーベル面の取り扱いに注意しないと、CDのように記録層が破損する等のトラブルに見舞われる。

二層構造の場合、全反射をする層を2つ持たせると奥にある層の読み込みができなくなる。それゆえ、片面(両面)二層ディスクの1層目(「レイヤ0」または 「L0」と呼ぶ)が薄い金属膜でできており、2層目(「レイヤー1」または「L1」と呼ぶ)は全反射をする構造になっている。レイヤー0は薄膜であるから読み取り検出率が悪くなるが、記録密度を下げることで読み取り性能を向上させている。したがって、二層ディスクは一層ディスクの2倍の容量を持たない。

レイヤー0は、内側から外側に向かって記録・読み込みをしていく一方式であるが、レイヤー1は二方式ある。

パラレル方式
1層目と同じく、内側から外側に向かっていく方式。
オポジット方式
外側から内側に向かっていく方式。

これらの情報は、DVDの管理情報としてレイヤ0の最も内側に記録されている。ちなみに、DVD+R DLではオポジット方式のみの仕様となっている。二層ディスクのDVDを再生していると、途中で読み込みレイヤーを切り替えるときが来る。DVD-Videoを再生している場合、一部の再生機ではレイヤーの切り替えに時間がかかり、ビデオ再生が一時停止したような状態になることがある。

二層方式のDVDを"DL"と略して呼ばれることが多いがDVD-DLはDual Layer、DVD+DLはDouble Layerと正式名称はそれぞれ異なる。

転送速度

データの転送速度は等倍速で11.08Mbps(=1385kiB/s)である。これはCDの転送速度を1倍速(150kiB/s)として、9倍速程度に相当する。規格上定められている最大転送速度は16倍速(DVD-Rの場合)であるが、これは177.28Mbps(=22.16MiB/s)に相当する。

論理フォーマット

DVDで主に使用される論理フォーマットは以下である。

  • ISO 9660
  • Universal Disk Format (UDF 1.02, 1.50, 2.00, 2.01)

CD時代から使用されているISO 9660に加えて、より拡張性の高いUDFに対応している。映像用途ではDVD-VideoがUDF 1.02、デジタル放送の録画で使われるDVD-VRにはUDF 2.00が使用されている。

PC向けのデータDVDでは上記のどのフォーマットでも使用できるが、PCのDVDドライブとOSが対応していないければ読み込むことができない。ISO 9660は古い規格で拡張性に乏しい分、互換性には優れているため、ISO 9660とUDF 1.02の両方に対応したUDF Bridgeも使用される。

ライセンス

DVDのフォーマットおよびロゴのライセンスは、DVD Format/Logo License Corporation(DVD FLLC)が管理している。